子育てが「無理ゲー」と揶揄されるようになったのはいつからでしょうか。
事実、昭和の価値観から未だ脱却できない謎理論が残ったまま、神経も体力もすり減らしていくパパママが大量発生している昨今。
これだけ豊かになった現代。パパママだけが疲弊することはないはずです。
私も、根性論に呑まれて気合で乗り切ろうとした時期もありました。
常にイライラしていました。
でも、「頑張り方」から「仕組み」へ視線を転換させ、少しずつ「システム」を変えていった結果、日々のストレスがほぼゼロになりました。
ストレスがなくなると、疲弊した心を満たすための無駄な衝動買いやなんとなくの浪費が自然と生活から排除されていきます。
システムを最適化した副産物として、精神的なゆとりだけでなく、結果的に資産3000万円を達成するという資産面での余裕までも手に入りました。
生活改善に役立ったノウハウは、今後も余すことなくお伝えしていきます。
少しでも参考になることがあれば幸いです。
育児に「気合と根性」を持ち込んで起きたエラー

IT、DX、AIなど科学技術の台頭により、現代社会の効率化は驚くべきスピードで進みました。
しかし、育児だけが取り残されています。
育児が遅れているのには明白な理由があります。
いくら子どもに最短ルートを提示したところで、彼らは「楽しいかどうか」にしか興味がないからです。彼らにしたら「知らねーよ」で終わりです。
「役立つか」「便利か」「効率的か」なんて、子どもには関係のない、どうでもいい話なのです。
だから、育児にDXは通じない。精神論に偏りやすい。頑張らなきゃと、自分を追い込みやすい分野になってしまう。
悲しくも自然な成り行きです。
でも、そこで諦めてはいけません。
100点を目指すから疲れるんです。
自炊外食論だってそうです。100%自炊にしようとするから挫折するのでしょう。
最初は、ごはんだけ家で炊ければ充分です。
育児も同じです。
できるところからでいいのです。0点が40点になるだけで、かなり楽になります。
今回は、私が気合を手放して三方良し、つまり家族全員の幸せを選んだ話をお伝えします。
この記事でお伝えするのはアウトラインですが、詳細については今後の記事でもお伝えしていければと思います。
「気合」が引き起こす2つの致命的なバグ

パフォーマンスが体調に左右される
「気合」という不確定で有限なリソースに頼ると、ちょっとしたことで一気に家庭生活が停滞します。
例えば
- 体調不良
- 寝不足
- ホルモンバランスの乱れ
などなど。
ちょっとした原因で家事育児がストップすることで、ストレスが溜まり更に症状が悪化する…。
完全に悪循環です。
ワンオペの加速
母が倒れたら家事育児が何も進まないという状況…ありますよね!
リスクや負担が集中しすぎているということです。
仕事でそこまで負担が一点集中していることは、まずありません。
職場であれば仕事は分担され、誰かが体調不良で辛い時は、周囲でフォローします。
その当たり前の助け合いが、なぜか家庭内では行われません。
本来人間は集団、地域で子育てをしてきたのです。
母乳を与える人、寝かしつける人、遊び相手をする人。それぞれができることを担い、母体への負担を軽減していたのです。
今は、その本来の状況が消滅してしまい、親だけが全てを負担するという空前絶後の大ピンチが襲っています。
人間本来の状態ではないのですから、母親(あるいは父親)1人で背負えるわけがないのです。
それなのに、ワンオペで悲鳴を上げる親が絶えないこの事実。
事実と前提がまずとんでもなくおかしい、という認識を改めて持つべきです。
育児を「構造化」するための3つの最適化アプローチ

上記のように、本来「とんでもなくおかしい」ことを私たちは押し付けられています。
ならば、解決すべきです。
全ては難しくても、できるところを少しずつの精神で取り組めば、世界はかなり変わります。
私は「どうすれば気持ちも身体も楽になるか」を最優先で考え、試行錯誤しながら3つのアプローチに辿り着きました。
やらなくても死なないものはやらない
前時代的な風習も含め「○○すべき」という呪いは至るところに蔓延しています。
- 毎日掃除しなきゃ
- 毎食一汁三菜作らなきゃ
- 毎食後お皿を洗わなきゃ
- 身だしなみを整えなきゃ
- いつでも笑顔でいなきゃ
- 寝る前は綺麗に部屋を片付けなきゃ
「良妻賢母」という呪いです。
あれもこれもソツなくこなすよう意識できたのは、家事育児に集中できた昔の環境があったからです。
それどころか、昭和の時代にそもそも「良妻賢母が存在した」のかどうかすら、怪しいです。
思い出補正で過去が美化されている可能性も充分あります。
ですからなおさら、前述の通り、1人あるいは2人で家事育児仕事を担わなければならない現代で、そこまでの仕上がりを求められるいわれはありません。
掃除なんて汚れが目立つところだけささっと対応すればいいのです。
食事だってルーティン、お惣菜で充分です。
機嫌が上下するのが人間です。「いつでもご機嫌サイボーグ」になる必要はありません。
多少片づけを怠ったところで、誰も死にません。
「○○しなきゃ」で精神を追い詰めるより、「今日も良く乗り切った」と肩の力を抜く方が、総合的に幸せな家庭に近づきます。
時に夫より頼りになるもの、それは家電
現代の恩恵もあります。
文明の利器は遠慮せず利用しましょう。
時短家電を最大限利用したとしても、ワンオペの苦しみはゼロにはなりません。
しかし、120%精神論だけでガムシャラに頑張るのと、家電を頼って80%まで体力を温存できるのでは、得られる余裕に天と地ほどの差があります。
ドラム式洗濯機で乾燥まで任せれば、洗濯物を干して畳んでの30分が浮きます。
食洗機があれば、毎食後の皿洗い5分~10分が浮きます。
そういった積み重ねで、合理的に、貴方の時間はどんどん解放されていくのです。
洗濯機と食洗機2つでも、毎日1時間の余裕が新たに生まれます。
「浮いた1時間で休憩でもしなよ」。家電はそう請け負ってくれるのです。
もしかしたらパートナーよりも頼もしく思える存在かもしれません(笑)。
時間に勝る財産はありません。
最も時間調整で苦しみを味わうのは子育て…と言っても過言ではありません。
時短家電を投入するなら、絶対にこのタイミングです。
マニュアル化で精神の消耗を防ぐ
日々の小さな選択でも、エネルギーは消耗します。
子どもから目を離せない子育て期は特に、子どもの予期せぬ言動に消耗を余儀なくされます。
その際、子どもをコントロールしようとするのは得策ではありません。徒労に終わる可能性が高いからです。
考え方としては、コントロールできない子どもにエネルギーを使うために、それ以外の日常を自動化して脳のメモリを開ける。これが肝要です。
ですから、子ども以外のことで効率化できる選択はないか、徹底的に探します。
- 献立のパターン化
- 朝、晩のルーティン化
- 身だしなみ固定
- 日々の買い物の自動化
自分の意志でコントロール可能な項目をあらかじめマニュアル化しておく。
そうして脳のメモリを省エネモードにすることで、子どもの突発的な暴走など「本当にエネルギーを使うべき事態」に100%のリソースを集中させることができるのです。
まとめ 最適化されたシステムは、家族全員を豊かにする

育児の気合を捨てることは、愛情を捨てることではありません。
むしろ、無駄なイライラや疲弊をなくすことで、子どもの暴走にすら、心穏やかに付き合える心の余裕が生まれます。
衣食足りて礼節を知る。
余裕があって初めて、子どもも親も幸せになれる関わり合いが生まれるのです。
家族全員が笑顔でいるための、「持続可能な家庭運営システム」のアップデート。
感情論、精神論ではなく、仕組みで整える。
科学のように再現性のある「幸せ」を、これからも実験・記録していきます。
